逃げるは恥だが役に立つ

の後に母上が最近ハマっているドラマ「闇金ウシジマくん」を見ると、逃げても逃げても最終的に追い詰められ道端で土下座させられているので逃げても何も役に立たないと思う今日この頃 笑
そうそう、皆さんあれ観ました?君の名は。未だに大ヒットぶち上げですよね(°▽°)僕は観ましたが正直5点中3,3点てカンジでした、終始第3者目線で見てて没頭はできませんでした。
以下ネタバレ

この映画、「宮崎駿を越えた」とか言われたりしてますが僕には正直そこまでだとは思えなかったです。
まず1番に思ったのは人物描写が薄い、なので登場人物に感情移入ができない。結局お互いがお互いを好きになった理由がよく分からないんですよね、入れ替わって色々苦労したから好きです?そんなのおじさん分かりませんよ。
(^ω^)もっとお互いが思い合う過程を掘り下げて欲しかったです。

2つ目は映画内での時間的な矛盾が多過ぎる。いやまぁアニメだからって言えばそれまでなんですが、おばあちゃん背負って4-5時間はかけて行っていた御神体までの道のりを 後半ミツハちゃんはローファー履いて自転車盛り漕ぎ(しかも途中で壊れる)で2-3時間で往復するわけです。オフロードをママチャリでwwどこのアスリートだよww コースも中山競馬場も真っ青な起伏がありますし、さすがにこれは間に合わんだろ。。と思っちゃいましたね、アニメだから多少はいいんですが強引過ぎると思います。
彗星も肉眼であんだけデカく見えてから落ちるまでにどんだけかかってるんだよ!てカンジす、あんだけ見えたら30分後には堕ちるでしょ!なんかのインタビューで「物語のテンポを敢えて後半詰め込んで早くした〜」みたいな事を製作者が言ってました。これが評価されてる部分もあるけど自分は気になって入り込めませんでした。

3つ目は主題歌4曲、しかもキャラが喋ってる時にピーヒャラピーヒャラ流すからセリフと被って聞き取り辛い。。1曲ならいいと思いますが、4曲も流されると曲も気になるセリフも気になるでアーーー!!ってなります 笑 ちょっとやり過ぎでしょ。

とまぁざっくりまとめるとそんな所です。前評判が高かったのも「こんなもんか」と思ってしまった原因かもしれません。後、根本的なコンセプトというか「何を伝えたいのか」もよく分からない映画でした。その辺をカッチリ決めない事で色んな人が色んな捉え方をできるとも言えますけど。
ジブリはカッチリ決めてない様で実はしっかりとあるんですよね、千と千尋くらいからよく分からなくなってきましたが 笑
魔女の宅急便は少し違いますが、トトロ、ナウシカ、ラピュタ、もののけ姫は全て「人と自然」がどう向き合ってるかがテーマなのかなと思うのです。
となりのトトロは自然と人の共存。
ナウシカは自然と人の世界をバキッと離して、違うそれぞれの世界をお互いが認め合えるのか。
ラピュタは文明を手にした人のエゴイズムが、最後は自然に淘汰される。
もののけ姫は文明を武器に破壊されていく自然に対し、自然がもののけ となり立ち向かう。
という所が根幹にしっかりとあるので、物語としてブレないんですよね。後主人公の性格にあまりクセがない、サツキとメイ、ナウシカ、シータとパズー、アシタカとサン
主人公は主人公なんだけど、どちらかと言えば世界観が主役で主人公はその中の補佐 って感じが多いと思うんですよね。だから「ジブリのナウシカかっこいい!アシタカの人物像素敵!」なんて意見はあんまり聞かない、皆顔が似てるのもあるんでしょうが 笑 でも多分、それは敢えてなんだと思います。あんまり主人公のキャラが強過ぎると作品の世界観がブレたり、主人公にばかりスポットが当たっちゃうので。だからジブリの世界観 て皆共通認識であるんじゃないでしょうか、ぼんやりとだけど ジブリっぽいってなんかありますもんね。ジブリっぽい は通じるけど君の名はっぽい は多分浸透しないと思います。そこが決定的な差だよなぁ(°▽°)
ちなみにラピュタのムスカは28歳 シータは13歳、、
 “ラピュタがなぜ滅びたのか、私よくわかる。ゴンドアの谷の詩にあるもの。土に根を下ろし 風と共に生きよう 種と共に冬を越え 鳥と共に春を歌おう どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ。”

こんな事15歳年下に言われたら立ち直れないよね 笑 このセリフ、全ジブリ作品の中で1番好きです。
長文失礼しやした(^ω^)