出るのか出ないのか。


スピッツが今年紅白に出る。

そんなニュースを最近耳にした。スピッツ、自分が邦楽で1番好きなバンドである。正直スピッツに出会ってなければ多分バンドやろうとも音楽にここまで傾倒しようとも思わなかっただろう(て、フットサルサークルのブログに書いてる矛盾 笑)。
スピッツとNIRVANAとサイレンススズカは自分の人生に本当に大きな影響を与えている、そんなスピッツが紅白!でも正直個人的には出てほしくないんだよね 笑 今年朝ドラの主題歌にもなり、もう紅白出場黄金ルートを突き進んでるのでほぼ確実に出るんでしょうがでも、でもね。スピッツって結成30周年目ですが武道館公演を数年前までやった事無かったんですよ、あんだけ売れてるのに。
その理由が「武道館みたいなとこでやっちゃうとそれに意味ができちゃうから。」

だったんです。紅白も興味が無いという理由でずっと出てないんです、そんくらいひねくれてんですよ 笑
多分世間のスピッツのイメージって「さわやか、聴きやすい」とかなんでしょうがフロントマンの草野さんは最初パンクがやりたくてバンド始めたんですよね。実際初期のスピッツの曲ってパンクよりの曲が結構ありますし、The Blue Heartsが出てきた時その才能に打ちのめされて草野さん音楽から離れたりしてるんですよ。最近関ジャムでもやってましたがスピッツの曲の根源は「SEXと死」であり、メロディはさわやかでも意外とエグい事歌ってたりするんですよね。そんなスピッツが紅白、、正直コアなファンとしては複雑な心境なんです。
まぁメンバー全員もうすぐ50近いですしまるくなったと言われればそれまでなんでしょうが、紅白出ちゃうんだなぁとなんとなく遠い目になってしまうこの気持ち!わかりますかね?←わかるわけない。いいです分からなくて!語りたいんです!)^o^(
僕がスピッツに傾倒するきっかけになったのは2000年にリリースされた「ホタル」という曲でした。4月にリリースされたこの曲はサザンのTSUNAMIがバカ売れしてた時とちょうど重なったんですが、週間ランキングでTSUNAMIが1位になり続けてる間根強く6-7位をウロウロしていて、高校生だった自分の感性に凄く響いたんですよねこの曲が。正直TSUNAMIより全然響きました。草野さんの透明感のあるボーカルに激しめのバンドサウンド、メロディ自体は切ないんですがこの物悲しさはなんなんだと。

甘い言葉 耳に溶かして 僕の全てを汚してほしい

そんなサビの歌詞素敵過ぎませんか?そこから有名な曲を調べると聴いた事ある曲がたくさんあってどんどんどんどんスピッツにハマッていきました。月1でアルバムを1枚ずつ買って聴くのがとても楽しみでした。ちなみに前述のホタルが入ってるアルバム「隼」はスピッツがレコード会社とモメて1年ちょい何もリリースせず、レコード会社を移籍して満を持して出されたアルバムなんですよ。この頃のスピッツはそんなバックグラウンドもあってか楽曲もサウンドもかなりロック調になってて、それが高校生の自分にはとても響いたんですよ。隼、三日月ロックはスピッツの中でも少し異質なくらい音がロックなんですが超名盤だと思います。
スピッツかっけぇなぁ♪是非生で観てみたい!思い彼等をライヴで初めてみたのは友人クボタ君と言ったNano-Mugen-Fes。アジカン主催のフェスです。
フェスだったんでそこまで曲数もやらなかったんですが生スピッツの演奏、木村はただただ感動したわけであります。同じライヴに絶賛売り出し中のサカナクションも出てたんですが「フェスのメンツの中にスピッツさんとかもいて、もの凄く緊張した。」とVoの山口さんが言っていました。事実この時のサカナクションのライヴあんまりだったんですよね。サカナクションてライヴのパフォーマンスは基本安定しているので、それだけスピッツの影響が凄いんだなと。
そしてワンマンツアーで観たのは旧名センチュリーホール、しかも最前列だったんですよニョホホホホホホホ!ライヴの指定席で最前列なんて後にも先にもこの時しか無いと思います。アンコールの「俺のすべて」という曲ではマサムネ様とハイタッチもでき、ルンルンスキップで家に帰りそうになるくらいのテンションでした。1曲目の初恋クレイジーも最高だったなぁ♪いつのツアーだっけと思い調べてみたら2010年のツアーでした、もう9年前、それだけ長ーーーく第一線でバンドを続けてるんですよね彼等は。これって超凄い事なんですがそんな凄さをあまり感じさせないあの空気感、それも魅力です 笑
そんな彼等が結成30年を迎えた時に出した曲、1987→という曲があるんですが


なんだろう、歌ってるのは言うまでもなく自分達の事なんですが野心があるんだなと。ここまでバンドやり続けてそれなりの歳になってもこれだけのエネルギーを曲に乗せるって大変だと思うんですよ。たった3分の曲ですが今までのスピッツとこれからのスピッツ、どちらもグッと伝わる所が素晴らしいですよね(^o^)♪
と、好き勝手アツく語ってるこの日記11.9にここまで書いて途中で筆、、フリックを止めてたんですが今日紅白のメンツが発表されましたね!その中にスピッツは、、いなぁああああああああいい!!さすがスピッツ!いいねいいね貫いてるねぇ♪ただ、米津さんや安室ちゃんもギリで出演が決まったのでサプライズであるのかなとも思ったり。
いやいいんですよ、別に紅白出てもスピッツ好きですから。家で「あ、本当に出たんやな」って思いながら観るんですよきっと。ミスチルだって1回出たからなぁ、音楽に順位を付けるのがどうもって言いながら1度だけ出たからなぁ。でもあのGIFTはとてもよかった、うん。ちなみにスピッツとミスチルって同期なんですよ、草野さんはミスチルの事を「ヘンなバンドが出てきたなと思ってたら、向こうの方が先に売れて焦った」みたいな事言ってました 笑
同期ですけどミスチルとスピッツって全然色が違いますよね。ミスチルはキングオブ邦楽バンドでセールスもスピッツより全然上、スピッツはそんな事に流されずほんわかと自分の色を貫いてるというか、パラメーターがあるとしたら正反対の数値がそれぞれ高そうな両者。結構比べたりする人が多いですが本人達はいい意味でお互いの事を意識しつつ仲良くやってるみたいです 笑 どちらのバンドもリアルタイムでかんじられる僕等は幸せだと思います♪

・武道館みたいなとこでやるとそのライヴに意味ができちゃう。
・曲のテーマはセックスと死
・ベストアルバムは解散するまで出さない(レコード会社が勝手にリリースを決定して大揉め。それで出されたアルバムがRECYCLE、今は廃盤)
等、世間のイメージとは裏腹にすごくしっかりした芯を持っているバンド、スピッツ。紅白出ても出なくても愛し続けていこうと思います(╹◡╹)
最近めっきり寒いので皆さん体調気を付けて下さいね。こんな季節には楓を聴いて歩いて見てください♪